第272回 日本語例会レポート\n12/27(木) 19時〜21時
@人形町区民館
2018年最後の例会、今夜の司会はTM Uさん。何でもスマートにこなしてしまうTM Uさんらしく、準備、当日の進行とも安定感のある運営でした。
本日の言葉は、TM Sさん「かけがえがない」
今夜のスピーチは4人。どのスピーチも心を揺さぶられる質の高い内容、エネルギーで、2018年を締めくくるにふさわしいものでした。ほんと圧倒されました。
1人目 TM Sさん「The best TV コマーシャル」
車・バイク好きのTM Sさんによる、本年bestコマーシャルのご紹介。本年1位は「Hondaジェット」のコマーシャルでした。恥ずかしながら私は、「このコマーシャル見た気がするなー」、という薄い印象しか持っていなかったのですが、車・バイクマニアであるTM Sさんの豊富な知識で見ると、Hondaのエッセンスが凝縮され、なおかつTM Sさんがこれまで持っていたHondaへのややネガティブな印象を覆す、とてつもないコマーシャルだったそうです。質の高い情報提供、説得力の高い構成、ユーモア、そしてプロっぽいデリバリー、来年はTM Sさんの年になりそうだと思いました。
2人目 TM Mさん「2019年に向けて想うこと」
ご自身が出演されたミュージカルの主人公「西郷隆盛」への熱い思い(愛情)を語りつくした7分30秒でした。想いを並べるだけでなく、聴衆がイメージしやすい場面の選択、描写、巧みな構成と質の高いスピーチでした。幕末、そして明治維新の史実、そして時代に取り残されていく武士の気持ち、西南戦争で親友の西郷隆盛と敵対せざるを得なくなった大久保利通の気持ち、そして西郷隆盛の集まってくる武士たちを思いやる気持ちを的確に描写されていて、私も聴いていて泣きそうになりました。もっともっと聴いていたい、そんな風に思わせてくれるスピーチでした。
3人目TM Tさん「ゴスペルとスピーチ」
「天使にラブソングを」という映画をみてゴスペルを始めたTM Tさん、良い仲間に恵まれ、ストレス発散になり、そして先生の指導がとてもすばらしくてゴスペルを続けられているそうです。ゴスペルの活動の中でスピーチに生かせるポイントがいくつかあることを発見したようで、その一つが言葉の最後の子音をしっかり発音するということ。日本語にはない音なので日本人はスルーしてしまいがちなのですが、ネイティブの人が聞いた時に違和感を感じさせてしまうようです。TM Tさんは実際にゴスペルを実演していただき、子音の発音について分かりやすく説明していただきました。
4人目 TM Mさん「君たちはどう変わるか」
前会長のTM Mさんは、会社で始まったリモートワーク、カジュアルデイの経験を通じて、人・組織が変化する難しさについて語っていただきました。制度が取り入れられてから積極的にリモートワークを取り入れ、他の社員から「あの人ヤバイ」と言われながらもジーンズで出社するTM Mさんとは裏腹に、約9割の社員は従来と同じように働いているようです。人・組織が変わるためには、トップがかわらなくてはいけない。保守的な私には耳が痛い話しばかりでしたが、拝聴しました。
ベストスピーカーはゴスペルのTM Tさんです。
テーブルトピックはTM Iさんによる笑いのあふれるものでした。「カミングアウトしてください」「京都について」「薬について」「ダジャレをいってください」「将棋について語ってください」。皆さんは良いストーリー思いつきますでしょうか・・・
優勝は○○をカミングアウトしたTM Sさんです。
論評は、スピーチの良かった点、そして改善点を的確に表現されたものでした。スピーカー、例会に参加されたみんなで次のスピーチにいかしていきましょう。
ベスト論評は会長のTM Sさんです。