今日のプログラムを作ってくれたのは、初TMOEのS藤さん。初めてとは思えない落ち着きと、スピーチの前後に入るさりげない語りが聴衆の心を捉え、例会を静かに盛り上げていました。今夜の言葉は、A立さんから「擽る」。読めますか? くすぐる です。心や身体に軽い刺激を与えて、いい気持ちにする。このレポートは読み手の心を擽るか?!
準備スピーチは4本。アイスブレーカーのS尾さんのスピーチは、「私が英語を教える理由」その理由は、父上と生徒さんでした。父上に生きる希望を、生徒さんに将来への希望を与えることができた英語をこれからも教えていくことを聴衆に、そしてご自分にも確認されたスピーチでした。2番目のスピーカー、W田さんも初めてのスピーチで、タイトルは「決断」。先生に言われた人生3度の決断は、大学、就職、結婚。1勝1敗1分けというW田さんは、それぞれの決断の時に、自分は誘惑に弱い、興味を持ったことをやってみよう、これは運命だと自己分析をしていらしたと思います。(トーストマスターになる決断をしたことで、2勝目?) 3番目のスピーカー、T中さんのスピーチは、「特許の世界」。特許の中でも、商標権の話を中心に、あまり私たちが普段見聞きしない話題をわかりやすい言葉で説明してくれました。法改正で音や色でも商標権が取れるようになったというのは、興味深い話でした。 最後のスピーカーは、T野さん。「こんにちは、赤ちゃん」というタイトルから、ママになられるのだと想像しましたが、里親になられるとのこと。社会の子供を育てていくというご夫婦にとっても一大決心であり、メンバーにも子供の親になって欲しいと熱いメッセージがありました。今日のベストスピーカーでした。
テーブルトピックマスターは、A立さん。名言について自分の経験や、意見を述べて欲しいという凝った構想。先にスピーカーを指名するか、お題を出すか、途中で順番が変わったのも面白いセッションでした。出された名言は以下の通り。
(1)「人間は嘘をついてはいけない。本当のことを言う必要はない」仕事で正直に話すことは必要だが、すべてのことは話せないし話す必要はないことを具体的な自分の経験をふまえて述べた上、その通りと結論したN原さんがベストでした。(2)「若い時は金こそ大事だと思っていた。年をとってもその通りだと思う」 そう思っているI間さんは、お金が大事なことを体得されたようです。
(3)「つまずいたっていいじゃないかにんげんだもの」 実生活でよくつまずくレポーター、つまずきながらも人生の感動を味わっています。
(4)「愛するということは見つめ合うことではなくて、同じ方向を見つめることである」 男女のみならず、職場でも部署、プロジェクトに関わる者が同じ方向を見つめることが大事、とはO本さんからのメッセージ。
(5)「自分の力でどうにもならないことは心配しても意味がない」でもやっぱり心配する、入会できるかなとはI嵐さん。もちろんですよ!
論評セッションの担当は、K村さん。論評者に対して丁寧にコメントをされていました。論評者ではN村さんがS尾さんのスピーチの構成がよくできていることをPREP(Point, Reason, Example, Point)で解説、M山さんはW田さんのよかった点3点を具体的に指摘、S水さんはT中さんのわかりやすいスピーチのよさを生き生きと明瞭に論評、Y本さんはT野さんの説得力のあるスピーチの分析が見事でした。ベストはY本さんでした。
その翌日、11月1日(日)にはディビジョンDコンテストがあります。エリア45の代表で、日本語論評コンテストにY本さんが出場します。皆さま、応援に行きましょう。Y本さん、目指せ、全国大会!