今夜の言葉はTM Bさんから、「萌芽」という言葉になりました。これは3月を表す言葉の一つで、木の芽が芽吹く様子を表しているのだそうです。萌え出る、萌える、萌す、芽生える、と意味に繋がりのある言葉もありとなり、言葉のイメージにも合う柔らかい設定になりました。
「流行のアレ」 TM Nさん
最近の流行りはなんでしょう?世の中いろんなことが起こっていますが、TM Nさんが直面した流行りはなんとコロナのオミクロン株でした!針を刺すような喉の痛みに耐えつつ保健所に電話、家族の二次感染対策に追われるなど、大変そうで臨場感のある前半。その一方で後半はコロナ感染をどう周りに伝えるかの4パターン(絶対に隠す、言う、ぼかす、などなど)で分かる人間性の話。もう一つはお子さんの同級生が具合が悪そうにしていたときに声をかけても逆に困らせてしまったことから、具合の悪い相手への配慮の仕方の大切さを感じた話。と、1つの中にいくつもコミュニケーションに関する教訓が含まれ考えさせられるスピーチでした。
「日本語の不思議」TM Sさん
助数詞と聞いて何が思い浮かぶでしょうか?一個二個、一本二本のように物を数える言葉を指します。TM Sさんは、最近ウサギの数え方に戸惑うことがあったそうです。ウサギを一羽、二羽と数える理由はなんでしょう?気になって調べた結果、由来が4つもあったとのこと!調べるほどに出てくる日本語の不思議。そしてさらにマグロの切り身の数え方が大きさによって変わっていくことや、その数え方がものを数えると言う点でとても理にかなっていると言うTM Sさんの感想はなるほど確かにと共感しました。日本語を正しく使うことは難しいなと感じる一方で言葉と世界の結びつきが分かると、同じ視点を共有できて日々が鮮やかになるような気がしました。
「いつ買うか、今でしょ」TM Mさん
TM Mさんが最近買ったものは、なんとキャンピングカーでした!これまでキャンプに関するスピーチや男のロマン溢れるスピーチをしてきたTM Mさんは、ついに長年の夢を叶えてキャンピングカーの購入をされたのです!合理的に考えるならば良い買い物ではなかったそうで、ずっと悩まれていたそうです。しかし決め手になったのは子供たちの「いつ買うの?」という期待に満ちた言葉でした。購入までの過程や、昔からの夢が合理的な判断を上回った瞬間など、本当に嬉しそうな表情が随所に現れていていいなぁと羨ましくなる話でした。キャンピングカーを持つこと自体のメリットも興味深い内容で思わず聞き入ってしまいました。意外と少ないランニングコスト、最近増えつつあるキャンピングカー対応の宿泊施設やリゾート。聞いているうちに気づいたらカーカタログを開いてしまった、そんな人がオーディエンスに何人かおり私もその一人です笑。
テーブルトピックマスターはTM Sさん、お花見に関する話題を少しずつ趣向を変えながら出していただきました。さらに年度末ということで新年度への抱負や今年度の頑張りなど、良い振り返りになるスピーチも併せて聞くことができました。
総合論評は大ベテランのTM Oさん、1人1人に焦点を当ててつつ良かった点、悪かった点を論評するという基本に忠実でありながらさらにその伝え方が「次はもっとこうしよう」だけでなく「そんな風にできたらいいな」と素直に感じさせられるもので、大ベテランの巧みさが随所に現れていました。TM Tさん、TM Hさん、TM Wさんの論評もそれぞれスピーチ内容の良かった点に明るくスポットライトを当てるだけでなく、ならではの視点と共にスピーチ改善のための素晴らしい洞察を伝えていただきました。
<最優秀者>
ベストスピーカー SEさん
ベストテーブルトピック YUさん
ベスト論評 WNさん
年度末は誰もが仕事で大変な時期ですね。私も少し危うさを感じましたが、余裕のあるメンバーにより優しく柔軟にカバーされ楽しく例会運営ができました。
去る方の今後を朗らかに応援しながら、ゲストの参加で新しい季節に期待を感じ、萌芽を感じさせられる夜でした。