第191回例会レポート
2015年の最後の会のテーマはクリスマス例会。出席者には予め1,000円以内でのプレゼントを持参してきてもらいました。
まず今夜の言葉からスタート。Sさんは、「勇猛精進」を紹介。この四字熟語の意味は「勇敢に、そして精力的に物事を行うこと」。例会でかなり使用されていました。
準備スピーチでは、「日本橋!クリスマス新人王スピーチ大会!!!」とタイトルがつけられ、初めてのスピーチが2人、3回目が1人、の3人の中からベストスピーカー賞を争ってもらう形式でした。
1人目のMさんのタイトルは、「アイデンティティクライシス」。この言葉を日本語に敢えて訳すとすると「自我の喪失。自己の危機」だそうです。17才からアメリカにて暮らしたMさんは、アメリカ仕込みの英語のままイギリスの大学院に進みました。アメリカ文化の「生徒と教授のフランクな関係」は、イギリスでは通じず、大学院の教授に文化の違いを指摘されてしまったそうです。このことがきっかけで、突然、自分に疑問を持つようになってしまったというスピーチでした。
2人目のI氏のタイトルは、「3つの大事なこと」。家族、仕事、海外の三つを柱にしたスピーチ構成でした。家族は奥様と3人の娘。仕事は、物流の人事。幼少期をフランスで過ごした経験から、海外旅行が好きになった。という内容で、最後に、家族を連れて、人事の仕事で、海外へ行くことができればいいな。とうまくまとめられたスピーチになっていました。
3人目のW氏のタイトルは、「論評全国大会から学んだこと」。論評コンテスの全国大会の見学に行ったW氏は、これから、トースト活動をしていく中で、コンテストは教材の宝庫だったとの感想を述べていました。6人いたコンテスタントを分析して発見した3つのポイント。1つは、広いところから褒めて、次に詳細を語っていく構成が多かった。2つ目は、褒め言葉が巧みだった。3つ目は、ぶれない軸を持つことが大事というものを語るスピーチでした。
次にY氏による、「あの敗戦を振り返る。(全国論評コンテストを終えて)」というタイトルで、どのように論評をするといいのか、また、コンテストについての感想を話していただく時間がありました。これはクラブメンバーにとってとても有意義なワークショップになりました。まず論評の方法。スピーカーの良いところを指摘する際、3つのことを軸にしている。1.題名を付けて褒める。2.具体例を指摘。3.その効果を説明。という構成が彼のスタイル。また、改善点を指摘する時は、「改善点」というよりも、「スパイス」という言葉に変えて行ったところ、聞き手に受けが良かった。ということでした。コンテストでは、自分の論評を振り返ることが、ポイントになるのでこれは大事。そして、最後にスピーカーを鼓舞して終わるというスタイルがY氏の論評コンテストの感想でした。
次に行ったのが、メインイベントのテーブルトピック。クリスマスらしい企画になりました。まず、持ってきてもらったプレゼントを前に集める。司会者Y氏がそのプレゼントを一つ選ぶ。そのプレゼントを持ってきた人が、テーブルトピックのお題を出す。その商品を欲しい人が、そのお題の内容の話をする。というルールでした。一番いいスピーチをした人が、その商品をもらえるという仕組みで行われ、5問ほど行われました。
最後の論評の部
Mさんの論評をしたのは、Y氏。
最初のスピーチなのに落ち着いて話すことができていた。改善点としては、メモを見ないでスピーチができたらいいという論評でした。
I氏の論評をしたのは、Nさん
最初のスピーチだったのにもかかわらず、堂々とスピーチできていた。構成と、まとめ方が素晴らしかった。そして、3つのエピソードにメッセージがあったという論評でした。
W氏の論評をしたのは、S氏
パッションを感じられる。また、資料を作ってきたところは、聞き手の視覚に訴えることができて、良かった。またユーモアも入っていて飽きさせない。改善点としては、ボディーアクションを入れることと、タイトルをもう少し工夫したらいいのでは!?という内容でした。
ベストスピーカー賞は、Mさん、ベスト論評者は、S氏でした。おめでとうございます。